3分の1の純情なジョンジー
題名が1日で最も聞いたCDの盤名だったり違ったり…
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無職。
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その②ジョン爺とバイト
(04/12)
その③ジョン爺、月を愛でる
(04/13)
その④ジョン爺と目
(04/14)
その⑤ジョン爺と耳
(04/15)
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2024/11/18 (Mon)
その⑫ ジョン爺とラヴソング
ジョン爺は年金暮らし
今夜も安い発泡酒と安いスルメ
この酒屋自家製のスルメ、超お気に入り
今日も鼻歌というかテキトーな歌を歌いながらの晩酌である。
ジョン爺、最近は日記の様に歌を作って
歌っては忘れ
また翌日
歌を作って
歌っては忘れる
目の前に起こっていることにメロディをつけて歌ってみたり
思いついた面白ワードを歌にしたり
数々の名曲?が生まれては忘れられる毎日
そんな生活をしている。
以前はジョン爺もレコーダに録ってた時期があった。
宅録というやつにはまっていて曲を作っては録りためてた時期があったのだ。
ジョン爺にも「君のために作ったんだ」的な歌を作って
レコーディングしてカセットテープやCDに入れて送ったこともあった。
若かりしころ。
まぁ当然キモがられ、それ以来一切連絡とれなくなった淡い思ひ出である。
もう、あれは
「ただしイケメンに限る」技
だと悟りアーニ。
あーあ。
そんな淡い思ひ出でいっぱいの、埃まみれのレコーダーがジョン爺の部屋奥の押入れから出土した。
数十年ぶりに、ダメもとで再生してみる。
三流メーカーの安いマルチトラックレコーダー。
再生できる望みは僅かだと思ったのだが
まさかの再生・録音可能。
奇跡の再会。
「君のために作ったんだ」的な歌々
お久しぶり、淡くて甘酸っぱくてムズ痒い思い出たち。
小一時間ムズ痒くて死にそうになりながら悶えていたジョン爺だが、
懐かしさに駆られ、ジョン爺はその曲たちに音を加え始める。
ギターをもう一本重ねてみたり、ハモりを入れてみたり。
気がつけば夜が明けており
「君のために作ったんだ」的な歌々
は
青春時代の勢いと、ジジイになった熟練の技術。
コレらの融合によりすばらしい曲にビフォーアフター。
「君のために作ったんだ」的な歌々 改
に。
それをCD-Rに焼きこんだ。
そしてそのCDたちを
それぞれ送り先の名前だけを書いた封筒に入れ、ポストにぶち込んだ。
どうせみんな音信不通だし
どうせみんな小汚いババァになってるだろうし
死んでるやつもいるかもねー
そんなことを考えながらも
若かりしころを思い出しながら
結局ドキドキしながらポストにぶち込んだ。
届くはずないのだけれども。
気持ちだけでも、届けられたら。
あと天国にいるやつにぐらいは音まで奇跡的に届くだろうと思って。
一枚一枚、ポストへ投げ込んでいく。
すべてのCDがポストの中へぶち込まれた。
そうだ、帰ったらレコーダーの中の曲たちは消してしまおう。
もうアノ曲たちは彼女たちのためのものだし、
そして新しい曲を記録していこう。
そう思いながら、ジョン爺は鼻歌を歌いながら家路に着くのであった。
頼んだよ。ミスターポストマン!
Please Mr. Postman/The Beatles
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2008/04/22 (Tue)
ジョン爺のノスタルジック
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