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題名が1日で最も聞いたCDの盤名だったり違ったり…
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    男性
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    1986/12/06
    職業:
    無職。
    趣味:
    悪趣味だべぇ
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    今夜も眠れない
    青春時代は
    「あのとき、あー言ってれば高感度アップだったろうに」
    とか
    「あのコ俺に気があるんじゃないか、いや、またどうせ勘違いだろう」
    とか
    「でもどう思っているのだろう」
    とか
    うじうじと女のことを考えこんで眠れぬ夜を過ごしていた
    が、しかし
    今や
    尿漏れが気になって眠れない
    独身平民ジョン爺である
    最近は寝る前にトイレに行っても残尿感
    尿漏れの恐怖でどうしても眠れない
    ハルンケア内服液も効いてるのか分からない

    眠れないで布団の中にいるだけという
    残り少ない人生においてこんな無駄な時間はない
    何かしよう。運動だ。
    そう思い、夜、散歩するようになった
    いわゆる深夜徘徊である

    コレが意外と面白い
    というかジョン爺はハマってしまった。深夜徘徊に
    今夜も月が出ている
    しかも今夜は薄く雲がかかっているので、月の周りには薄く虹のようなものがかかっている。
    薄い虹が月の周りを取り囲んでリングのような幻想的。

    そして今日もジョン爺は海沿いを散歩する
    この町は港町として昔から栄え、海といったら浜辺ではなく港として在る
    港には観光用に整備されたくさんのウォシャレな飲食店が並んでいる
    ちょうどその飲食店が片づけをはじめる時間にジョン爺は港を散歩をする

    港を歩きながら、歌を唄う者がいたら足を止めて聞き
    歌がやめば歩き出し、
    港のレストランが片付けをしているのであろう、食器を洗う、カチャカチャという音を聞きながら
    波の音を聞きながら
    虹のリングに囲まれた月を愛(め)でる

    実に風流だ。
    結婚なんてしてたらこんな贅沢はできなかったかもしれない。
    尿漏れするジジイの介護がめんどくさいがために老人ホームにぶち込まれるかもしれない
    独身平民。独身貴族というほど金はないが良いものだ
    そんなことを思っていると

    1組のカップルが視界に入った
    綺麗な月明かりと、揺らぐ波音のおかげでいい感じの雰囲気になっているようだ

    畜生、べたべたくっつきやがって

    ひがむという事をエネルギーとして生きてきたジョン爺
    こみ上げる殺気を抑えつつカップルのほうへ近づく
    ある程度近づくと岸の端のほうへ
    海のほうへ向かって仁王立ち

    そして







    じょぼぼぼぼ・・・





    いい感じのカップル近くで大海原に向かって立小便。

    音に気づくカップル

    いい雰囲気も台無しである。
    ざまぁみろ。月に代わっておしおきよ。

    これほど気持ちのいい小便はない。実にスッキリ。

    これで今夜は尿漏れを気にすることなくぐっすりと眠れそうだ
    そう思いながら
    薄い雲の晴れた満月を眺めながら家路につくのであった

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    ある日ジョン爺は
    年金だけだと遊ぶ金がないので
    バイトすることにした。
    体の動くうちだけと思い、無理はすまいと
    コンビニで週二回、小遣い稼ぎだ
    コンビニ店員にしては人懐っこく接客をする爺さん
    無駄な会話が結構多い
    中にはうざがってるお客さんがいるほど
    20歳ぐらい年下の店長に時々怒られる
    それを右から左へ受け流す
    陳列が巧い早い
    廃棄をちゃっかり持って帰る
    なんてジジイだ。メガバイトこなすワーカー。
    ジョン爺がバイトでもっとも楽しみにしていること、
    それは
    かわいい女の子や綺麗なオネーチャンにおつりを渡すとき
    「ぴと」っと手を触れさす
    ことだ

    「べたっ」ではダメなのだ

    こう・・・
    「ぴとっ」って

    触れるか触れないか

    さりげなく

    触る

    アクシデントならよくある話だが
    ジョン爺はわざと触っている。

    それがコンビニバイトの最もドキドキする瞬間
    年甲斐もなくジョン爺がドキドキする瞬間!
    青春のごとき稲妻!いい歳こいて!
    それが成功した日には
    退勤時にビールを買って家で青春パンクを聞きながら
    バイトの打ち上げを独りで開催するのだ
    今日も成功したらしい

    ジョン爺の家から聞こえてきた


    GOING STEADYMY SOULFUL HEART BEAT MAKES ME SING MY SOUL MUSIC
    「こんど越してきたジョンです」

    春のある日、坂の多いこの街の、坂の中腹にある、ボロアパートに
    ある一人の爺さんが引っ越してきた。挨拶に来た。
    入居者のほとんどが学生ということもあり
    引っ越してきたとしても挨拶に来るものなど滅多にいなかったのだろう
    キョトンとする者が多かった
    そわそわと粗品を受け取り部屋に入るものも多かったし
    新聞の勧誘と思い居留守を使う者もいた
    粗品があまったのでアパート以外にも近所の家々にも爺さんは挨拶を始めた

    「こんど越してきたジョンです」

    はて?コテコテの日本人…だよね!?
    「変なやつが越してきたものだ」
    と近隣住民は思った
    そして近所の人たちは彼を「ジョン爺(ジョンジー)」と呼ぶようになった

    そんなジョン爺は年金暮らし。
    いろいろあって安アパートに移り住むことにした。
    理由はいろいろある。
    都会の喧騒からほどよく逃れた場所に住みたかったこと。
    お金が、長期的に見ると、底を尽きようとしていたこと。
    というか前のマンションを騒音が原因で追い出された。
    奥さんも、当然子供もいないため、より狭い、安い家を探していた。
    そして見つけた。
    坂の多いこの街の、坂の中腹にある、ボロアパート。
    その名も

    「コーポジェミニ」

    彼が若かりしころ組んでいたバンド名と重なり、ここに住むことにした。

    そして彼が引っ越してきた初日、ジョン爺の家から音楽が聞こえてきた

    ジェミニゾーンのGabba Gabba Hey!
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